令和6年3月31日 上賀茂神社神事 葵使(あおいつかい)に参加しました
2024-04-09
葵使とは、徳川家の家紋が三つ葉葵だったことから、天下を取り駿府城を居城としていた徳川家康に対して上賀茂神社の当時の神職が、境内に自生している葵を献上することを決め1610年から始まったもので、このときの使者が葵使と呼ばれていました。
その後、江戸城へ献上するようになりました。江戸城までは11日間かけて運んだそうです。
1610年に始まった葵使は、明治時代まで275年続けられました。
徳川家が大政奉還により、朝廷に政権を渡してからは、徳川家との縁が無くなり葵の献上は行われなくなりました。
しかし、上賀茂神社の青年会の働きかけにより、葵使は平成19年に復活されました。
一方、静岡では徳川家を大切にする思いから、静岡まつりが開催されています。
静岡まつりは、徳川家康公がここ駿府の地において大御所として政治や経済を取り仕切っていた大御所時代(1607年-1616年)に因んだ祭りで、昭和32年から始まりました。
静岡まつりの行事の一つに葵使が組み込まれ、現在まで続けられています。
かつて江戸時代には葵使は儀礼として行われていましたが、現在の葵使は「復元葵使」として上賀茂神社の神事として執り行われており、「葵奉献道中安全祈願祭」として神職が本殿において祝詞が奏上されます。
この神事において葵使は、鉢に植えられた葵を4月5日~7日に行われる静岡まつり会場まで安全に心がけ届けることになります。
本殿に向かう行列が出発を待っています。
宮司より葵を受け取っています。
静岡県人会会長のご挨拶です。
神事に参加した京都静岡県人会会員の皆さんです。
この日の上賀茂神社の桜は、まだちょっと早かったです。