葵祭に飾られる葵桂づくりのご奉仕をしてきました
2025-05-17
「葵桂」とは、葵祭の当日、勅使、供奉者の衣冠、牛車 (御所車)、 牛馬など、 参列する全てに装飾される装飾品です。
二葉葵と桂の枝葉を絡ませてつくります。
葵祭の前日(5月14日)に上賀茂神社でおこなわれた葵桂づくりに、京都静岡県人会会員有志が参加しました。
ここで使用される葵は「二葉葵:ふたばあおい」とよばれ、かつては上賀茂神社周辺で多く自生していた植物ですが、近年では開発や自然災害、山林の荒廃が進んだことで自然繁殖できる環境が減少し、危機的な状況にまで数が減っているそうです。
そこで、『二葉葵 育成プログラム』において、小学生を始めとする教育機関や企業・諸団体・個人の皆様の協力を得て、二葉葵を育てその一部を上賀茂神社に奉納して頂き、葵祭に活用させて頂くという活動が行われています。
4月5日におこなわれた「葵使」によって運ばれた二葉葵は、静岡市内にある葵小学校において心を込めて育てられており、来年再び上賀茂神社に奉納され葵祭に使用されます。
去年の葵使で葵小学校に届けられた二葉葵は、一年をかけて大切に育てられ、この5月14日の葵桂づくり当日に上賀茂神社に届けられました。
葵桂 二葉葵と桂の枝葉を絡ませてつくります。
県人会会長も熱心に製作中
桂の枝に二葉葵をかけてくるくると捻るのですが、ちょっとムズカシイ
皆さん、少しずつ慣れてきたでしょうか?!
私たちのご奉仕が終了した後、葵小学校で育てられた二葉葵が届けられました
全てが終了し、楼門前で参加者全員で記念写真!